【CRISIS(クライシス)】稲見(小栗旬)の過去の心の傷って何?
小栗旬さん主演ドラマ「CRISIS(クライシス)」が面白いと話題になっていますね。
特殊能力を持った特捜班のメンバーが、表には見えない裏社会の汚れた事件に立ち向かっていくわけですが、その様子が臨場感あって、画面に引き込まれてしまいます。
そんな中でも、小栗旬さん演じる稲見は心に深い傷を抱えているようですね。ドラマの中でちょくちょくそんな場面が登場します。今回はそんな稲見のトラウマに迫ってみたいと思います。
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小栗旬さん演じる稲見朗って?
稲見朗は「公安起動捜査隊特捜班」の捜査員でかつては自衛隊に所属していました。ドラマを見ていて分かる通り、心にかなりの深い傷を負っています。
だからからか、「スリルジャンキー」なところがあります。
第1話で、爆弾を抱えた班員を見つけ、時限装置を確認すると「残り1分半」。あまりにも少ない時間に慌てるのかと思いきや、「にやり」とした表情を見せます。残り15秒になると興奮が止められないという感じで、犯人と一緒に川へ飛び込むシーンがありました。
明らかにギリギリ感を楽しんでいますよね。小栗旬さんも稲見について「死んでもいいやと思っている節がある」というようなことを言われていたので、こんな風にかなり危険なことにもチャレンジ出来ているようです。
そして刹那的な恋愛を求め、一夜限りの情熱的な恋愛を楽しんでいます(いや、楽しんでいる風かもしれません)。それもこれも、稲見が傷を抱えているからこそだと思います。
人と深くかかわることが出来ないからこその一夜限りの関係、でも傷を埋めたいから女性を求めてしまうのではないでしょうか。
余談ですが、そんな稲見も、今後はある女性と出会うことで、変化が起こるようです。稲見に帰る場所が見つかった後、稲見はどう変わっていくのか、それも楽しみです。
そして、さらに稲見の深い闇を感じるシーンがありました。
第2話で、病院の個室で眠るアリスを毒殺しようとした若松を稲見は羽交い絞めにし、「俺はこっち側にいたいんだ。頼むから俺をそっち側に引き戻すような真似はやめてくれ」と言います。
こっち側とそっち側、抽象的な言葉でそれが何を表しているのか、具体的には分かりませんでしたが、表世界と裏の世界、光と闇のように相反する世界で、そっち側の世界というのは、やはり深い闇の世界であると想像できます。
稲見の過去の心の傷とは
元々、稲見は自衛隊員でした。任務だったのでしょう、第1話の後半でガスマスクをつけた稲見が森の中を逃げる男を銃殺し、苦悩の顔を見せたシーンがありました。
稲見が自衛隊を辞めて特捜班に来たのも、この銃殺が関係しているようです。ドラマでは心の傷については徐々に明らかになっていくと思われます。
3月に発売された同名小説にこのトラウマについて、このように記載されている部分がありました。この小説は、ドラマとストーリーは違うのですが、稲見をはじめとする登場人物は同じです。
その内容は…
ホテルジャックをしている犯人グループが毒ガス兵器を準備していると分かった時の事です。
樫井が「防護服が要るな。ガスマスクもだ」という何気ない一言を発すると、稲見にフラッシュバックがおこります。
暗い木々、絶望の眼差し、そして懇願
そうだ、あのとき俺は、ガスマスクの奥で罪もない人間を、この手で、。
この「罪もない人間を」というのがポイントになりそうです。「罪もない人間」を自分の手で殺してしまった。。。その罪の意識が深い闇へと連れていき、心の傷になっているのではないかと思います。
深い闇にいたころがそっち側の時、そして何らかのきっかけで心の傷を抱えながらも向き合い、前向き始めた今がこっち側の時。
どちらにせよ、この深い闇としっかり向き合う時が来そうですね。想像ですが、そのことと平成維新軍が関係していそうです。
例えば、銃殺してしまった人と平成維新軍のメンバーが深いつながりがあったなど、どこかで絡んでいるのではないでしょうか。
今後のストーリー展開を見守っていきたいと思います。