【CRISIS(クライシス)】第4話 暗殺者は公安か北か?

 
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ドラマ「CRISIS(クライシス)」第4話も放送されましたね!

ここの所、終わり方が後味悪い感じですが、第4話は要人警護を中心にストーリーが展開されていきました。大きなストーリーは公安起動捜査隊特捜班VS暗殺者でしたが、キャスト的には樫井回でしたね。

共感覚の持ち主樫井(野間口徹)の特殊能力をとくと見せつけられた回でした。それでは、第4話の捜査班VS暗殺者の内容を深堀していきたいと思います。

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クライシス 第4話の簡単なあらすじ

第4話の特捜班の任務は「要人警護」でした。その対象は、大学で航空宇宙工学を先行する有馬教授(小市慢太郎)。有馬教授は命を狙われる危険な状態にあり、それを回避するため1週間後に出国をする予定でした。

その間の1週間、特捜班が命を守る任務を命じられたのです。

有馬教授の命を狙ったのは?

命を狙ったのは、石黒(近藤公園)と石立(浜田学)。その手際から、稲見たちは彼らを暗殺のプロだと推定します。確かに、稲見と戦っても引けを取らない身のこなしでしたし、獲物は仕留めるという雰囲気が出ていました。

石黒は、「防災計画係」に所属する真面目そうな公務員。石立は街の本屋の店主。2人とも普通の日常を送る普通の人のようでしたが、実は裏の顔を持っていました。「防災」に関わっている公務員というのも皮肉なものですね。

2人が現れた時、私たちの日常にももしかしてこんな人達がいるのかな?そんな風に思ったひともいるんじゃないかなと思います。私もその1人でしたし。

石黒はある誰かに命令をされ、どんな手段を使ってもいいから仕留めるよう言われます。そして、それを実行するため、石立の元を訪れたのでした。

既に特捜班が有馬教授の警護についていることを知ると、研究室に爆弾を仕掛けるなど奇襲作戦で有馬教授の命を狙ってきます。そして特捜班の手ごわさを実感し、「これは俺たちの代表作になる」と言うのです。

特捜班が強いことを知りよりテンションが上がっているようでした。

それではここで、暗殺者の2人を紹介したいと思います。

暗殺者:石黒役

暗殺者・石黒役を演じたのは「近藤公園」さんです。「公園」って変わった芸名ですよね。「公園」という響きの良さと、「コーエン兄弟」の映画が好きで、「近藤公園」という芸名にしたそうです。

近藤公園さんのプロフィール
本名:近藤和彦
生年月日:1978年10月11日
出生地:愛知県
身長:169㎝
血液型:O型
所属劇団:大人計画
事務所:大人計画

近藤さんが所属する劇団、事務所「大人計画」と言えば、あの阿部サダヲさんや宮藤官九郎さんが所属しています。もうそれだけで、個性強そうって感じがしますよね。

近藤公園さんも、ドラマなどで主役とかではないですが、個性邸な役柄をこなして活躍されています。代表作はカナヅチ&ガリ勉・金沢を演じた「ウォーターボーイズ」です。

暗殺者:石立役

暗殺者・石立役を演じたのは「浜田学」さんです。お父さんは、名悪役として知られる「浜田晃」さんです。

浜田学さんのプロフィール
生年月日:1976年3月14日
出生地:東京都
身長:185㎝
血液型:B型
事務所:アルファエージェンシー

浜田学さんは、文学座俳優養成所を経て、1997年に日本テレビ系スペシャルドラマ「七曲署捜査一係」でデビューを果たします。代表作は「武蔵 MUSASHI」「功名が辻」「龍馬伝」「江〜姫たちの戦国〜」などです。

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なぜ有馬教授は狙われた?

有馬教授はもともと優秀はロケットエンジンの開発者でした。ですが、4年前、学会の時にホテルである女性と知り合います。その女性はなんと「ハニートラップ」だったのです!

ハニートラップとは、女性スパイが対象男性を誘惑して、ゴニョゴニョし、そのことを弱みとして機密情報を要求する諜報活動のことです。有馬教授は「ジェットエンジンの設計図」を要求されました。

有馬教授は悩んだ結果、このことを「政府につながりがある人間」に相談します。すると直ぐに「公安」がやってきたそうです。有馬教授と公安がつながりましたね。

その情報でスパイは逮捕されると思った有馬教授ですが、なんと公安は「設計図」を渡すように言うのです。しかも、「偽物の設計図」を・・・。公安としては相手の情報が欲しかったのでしょう。

有馬教授はそれから飛ばないミサイルの設計図を渡し続けるのです。図面を引くのが大好きだったと言っていた有馬教授の葛藤は相当なものだったと思います。

段々と怖くなり、公安に再び相談した有馬教授は今度は逆に公安から「手を引くならスパイとして摘発する」と脅されます。もうどちらからも後には引けない状況だと知るのです。

その結果、有馬教授は酒や女に溺れ、家庭を失いました。そしてお金が必要になり、公安の情報を相手に売ったのです。しかし、先週になり相手からの定期連絡が途絶えました。

そのことで偽物の設計図を渡している事がバレたと察知し、今度は逆に公安を脅すのです。もう、ギリギリの状態ですよね。そんな時に、特捜班がやってきたのでした。

有馬教授が狙われたのは、

・偽物の設計図だとバレた&相手の情報を公安に流していたことがバレたから(→設計図を渡していた相手から狙われる)

・公安の情報を相手に売っていたことがバレた&さらに公安を脅した(→公安から狙われる)

のどちらかが考えられます。流れ的には設計図を渡していた相手からだと思いますが、この辺りを考察してみました。

暗殺者は公安か設計図を渡していた相手(北)か?

まず、設計図を渡していた相手は誰かという事ですが、こちらは警備局長・鍛冶(長塚京三)と吉永(田中哲司)の会話から想像する事ができます。

吉永が今回の任務の背景を問い詰めようと、鍛冶の元を訪れた時です。鍛冶はこんな風に語りました。

「ここのところ、北の方でミサイルの発射実験がやたらと失敗しているだろう。実験を成功させるために、北は優秀な頭脳を欲しがっている。だから奪われる前に外に逃がそうとしているのだよ。」

と。まず、鍛冶は「北の方」と言っていますね。「北」で「ミサイル」と言うと、相手は国家でその国は容易に想像できますね。

その北が、設計書が偽物だと分かった理由は、「やたらと失敗している」がポイントだと思います。有馬教授が渡した設計図では飛ばなかったのです。だから、北は気づいたのではないでしょうか。

それにしても、このドラマは既に取り終わっているのですよね。それなのに、このタイムリーな話題!末恐ろしいです・・・。

では、暗殺者は公安か北かという事ですが、おそらく「北」だと思います。

ミサイルが偽物と分かった段階で、有馬教授は北にとってのスパイだと分かるわけです。連絡が途絶えたことで、それは明らかだと思います。だから命を狙われた。

しかし、有馬教授が公安を脅したことで、公安も有馬教授の身辺調査を始めたのだと思います。直ぐに出国させないで、1週間の期間を設けたのはそのためではないかと思います。

それによって、北に公安の情報を漏らしていたことが分かり、捜査班の警護を解いたのではないかと。すると、もう後は暗殺者に有馬教授を渡したも同然ですよね。

ただ、暗殺者が公安だという可能性を捨て切れられないのが、暗殺者の1人が公務員であったこと。あっ、でもその公務員ですら、北のスパイかもしれませんね。。。

有馬教授の行く末は・・・

「国家を信用するな」

これが有馬教授(小市慢太郎)の最後の言葉でした。公安の指示に従い、相手国に偽物の情報を流していた有馬教授ですが、最後には、国からも見捨てられてしまいました。

暗殺者によって体に爆弾を取り付けられた有馬教授。それを必死に外そうとする樫井ですが、公安総務課長の青沼(飯田基祐)がやってきて「特捜班の仕事は爆弾を処理することではなく仕掛けた犯人をみつけ逮捕することだ」と強い口調で言い放ちます。

「うるさい!」と抵抗した樫井でしたが、どうしようもなく、最後はその言葉に従うのです。樫井(野間口徹)の頑張りが届かず、有馬教授は最後の時を迎えるのでした。

まとめ

公安は有馬教授との関係性を隠蔽したかったのでしょうか。特捜班が任務を忠実にこなそうとしているのに、あっけなく、有馬教授との関係性を絶とうとします。権力とは大きな大きな見えない壁のようです。

こういうのを見てしまうと、特捜班も鍛冶(長塚京三)にいつか切られてしまう時が来るのかもしれませんね。

第4話は樫井(野間口徹)の回でした。有馬教授に取り付けられた爆弾を前にし、爆弾処理に取り組む樫井でしたが、大詰めで心の揺れを感じる場面がありましね。

いつもは自分の事を「俺」というのに、その時は「ぼく」と言うのです。「ぼくに解除できない爆弾はないんだ」と。樫井も切羽詰まっていたのでしょう。そこも見どころです。

第4話は、平成維新軍については触れられていませんでした。関係が薄そうですが、最後には繋がる可能性もあります。

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