【明日の約束】原作はある?脚本家・古家和尚さんって?

 
明日の約束
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2017年10月より放送される「明日の約束」。

主演は、昨年事務所移籍後、初めての転機の作品となる井上真央さんです。

井上真央さんは、このドラマで「スクールカウンセラー」という役を演じられますが、ドラマはそのスクールカウンセラーが、突然不可解な死を遂げた男子高生の謎を追うオリジナルのヒューマンミステリーとなっています。

このドラマには原作があり、原作に登場する高校も実際にある高校です。

その原作とは?

そして、このドラマの脚本家・古家和尚さんのことも調べてみたので紹介しますね。

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「明日の約束」の原作は?

モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い

「明日の約束」の原作は、ジャーナリスト・福田ますみさんのノンフィクション小説「モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い」です。

これは長野県丸子町(現・上田市)の長野県丸子実業高等学校(現・長野県丸子修学館高等学校)に通っていた当時1年生のバレー部の男子生徒が2005年12月6日に自宅で自殺した事件の全容を描いた小説です。

私はあまり記憶がありませんが、当時、この事件は全国ネットのテレビニュースやワイドショーで報じられたそうです。

その内容とは?

この自殺をめぐり、母親と教師たちの壮絶な闘いが繰り広げられました。

シングルマザーだった母親は、「自殺はいじめが原因」として、学校側の罪を糾弾しました。

新聞やテレビ、雑誌などのマスコミはもちろん「いじめ自殺事件」として一斉報道します。

2006年1月、母親は、校長を殺人罪などで刑事告訴し、上級生とその両親を相手取り、損害賠償を求める民事訴訟を起こします。

ですが、その後、校長などから逆に名誉毀損で逆訴訟されるという異様な展開を見せるのです。

そこには母親とは名ばかりの「モンスターマザー」の存在がありました。

日頃から息子に愛情を注ぐ母親ではなく、幼少期より半ば育児放棄をし、「死ね」と罵倒し続けていたのです。

そのためか、息子は何度か家出をします。

その度に母親は捜索願を出して息子を探すのですが、2度目の家出後から、息子に対する攻撃的な言動はやむことなく、さらにエスカレーターしていくことになるのでした。

教師や児童相談所などが、彼の救済を求めるサインに気づきますが、母親が、不登校を強制するという手段で学校と息子を分断してしまいます。

そして、その結果、悲劇が起こってしまったのです。

遺書には「おかあさんが やだ から死にます」と書いてあったそうです。

ですが、母親は「おかあさんが ねた から死にます」と細工してマスコミに公開しました。

常識では考えられないことですよね。

このように、彼の自殺から裁判に至るまでの全貌と真実がこの小説には記されています。

福田ますみさんって?

福田ますみさんはジャーナリストです。

1956年5月5日に神奈川県横浜市で生まれ、立教大学社会学部卒業後、専門誌業界、編集プロダクションを経て、フリーライターとなりました。

福岡で起きたモンスターペアレントによるでっち上げ疑惑を取り上げた「でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相」で、2007年に第6回「新潮ドキュメント賞」を受賞します。

そして、「モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い」で2016年に「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞しました。

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脚本家・古家和尚さんってどんな人?

ドラマ「明日の約束」の脚本を担当するのは「古家和尚」さんです。

古家和尚さんは、2004年に「超能力戦隊エスパーズ」で第17回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞しました。

そしてその後、2006年に単発ドラマ「トゥルーラブ」で脚本家デビューを果たします。

連続ドラマを手掛けたのは2006年にフジテレビで放送された「ダントリ娘」でした。

古家和尚さんは主にフジテレビの作品を手掛けてこられましたが、これはフジテレビ主催のシナリオ大賞を受賞していることがあるからかもしれませんね。

古家和尚さんの作品一覧
  • トゥルーラブ(2006年)
  • ダントリ娘(2006年)
  • LIAR GAME(2007年)
  • ガリレオ(2007年)
  • ハチワンダイバー(2008年)
  • セレブと貧乏太郎(2008年)
  • ユンゲル(2008年)
  • 世にも奇妙な物語 08秋の特別編「推理タクシー」(2008年)
  • メイちゃんの執事(2009年)
  • 任侠ヘルパー(2009年)
  • 月の恋人 ~Moon Lovers~(2010年)
  • 外交官 黒田康作(2011年)
  • 幸せになろうよ(2011年)
  • 任侠ヘルパースペシャル(2011年)
  • 37歳で医者になった僕 ~研修医純情物語~(2012年)
  • PRICELESS ~あるわけねぇだろ、んなもん!~(2012年)
  • もう誘拐なんてしない(2012年)
  • 幽かな彼女(2013年)
  • 神様のベレー帽 ~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~(2013年)
  • S -最後の警官-(2014年)
  • ウロボロス ~この愛こそ、正義。(2015年)
  • ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子(2016年)
  • スミカスミレ 45歳若返った女(2016年)

こうしてみてみると、ミステリー、サスペンス、推理ドラマに恋愛ドラマまで多種多様な作品を手掛けられていますね。

この中では、ガリレオ、メイちゃんの執事、ウロボロスなど観ていたのですが、どれも内容が全然違います。

ガリレオでは湯川先生(福山雅治)が繰り広げる推理にドキドキワクワクしましたし、メイちゃんの執事ではメイ(榮倉奈々)と執事(水嶋ヒロ)の恋愛にキュンキュンしましたし、ウロボロスではイクオ(生田斗真)と段野(小栗旬)の最後に大きな衝撃を受けました。

どの作品もドラマに引き込まれたので、「明日の約束」でもその内容に期待してしまいます。

実際に古家和尚さんが脚本を書くと知った皆さんの感想を見てみると、

など、好きなドラマの脚本が古家和尚さんが多いなど、楽しみにしている人がいましたよ。

スクールカウンセラー、学校、モンスターマザーなどなど、あの原作をドラマで描画するのは結構難しいと思うのですが、それをどんな風に描かれるのか楽しみですね。

プロデューサー・河西秀幸(関テレ)さんは、この作品に対して、こんなコメントを寄せられています。

このストーリーは単なる“犯人探し”ではありません。

視聴者にも色々な問いかけをしていきます。

実は、もしかしたら誰にでも明日、起きるかもしれない身近な話だからです。

日向はとっても前向きで、家族などの人間関係に悩む生徒に対しては「第三者として」冷静にアドバイスをします。

しかし、“毒親”ともいえる自分の母親には、毅然(きぜん)とした態度を取りきれないという矛盾を抱えています。

難しい役ですが、人の繊細な心情を巧みに演じてこられた井上さんならば、たくさんの視聴者に共感して頂けると思います。

生徒の死の謎が解明されていくミステリーを楽しんで頂きながら、複雑な親子関係の身に染みるような話にご期待下さい。

(引用元:https://www.ktv.jp/yakusoku/topics/01.html)

まとめ

ドラマ「明日の約束」の原作、そして脚本家・古家和尚さんについてお伝えしました。

明日の約束は、10月17日(火)夜9時スタートです。

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