【99.9-刑事専門弁護士-】99.9とは?その数値の意味はこれだった!
松本潤さん主演ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」が帰ってきますね。
TBS日曜劇場としては異例のシリーズ化なのだそうです。
それだけ人気のあったドラマだったんですね。
さて、タイトルに含まれる「99.9」という数字。
この意味は一体何なのでしょうか。
既にご存知の方も多いと思いますが、調べてみたので紹介しますね!
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「99.9」この数字の意味は?
タイトルにある「99.9」。
この数字の意味は、「日本の刑事事件における裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)」をあらわしています。
極めて高い数字ですよね。
これは世界一の有罪率だそうです。(一部では北朝鮮が100%という数値もありましたが、。)
この数値は、日本の司法制度への高い信頼性をあらわしているといえます。
ですが、そこには問題もあるようですね。
一旦、起訴されると検察側の主張が正しいと判断されがちなんです。
検察側も、有罪確実な案件しか起訴しないので、起訴されてしまうと、99.9%の確率で有罪になるそうです。
一方、諸外国はどうかというと、例えばアメリカの有罪率は70%程度だそうです。
なぜこんなに有罪率が違うかというと、それは日本とアメリカにおける刑事手続きに対する考え方が違うからです。
アメリカも日本と同様に逮捕された被疑者は検察に送検されますが、検事は明らかに誤認逮捕だと思われるようなケースを除き、どんどん起訴していきます。
アメリカでは、有罪・無罪の判断を下すのはあくまで裁判所のようですね。
日本では、逮捕された被疑者は検事によって仕分けが行われ、無罪の可能性がある事件については「不起訴処分」となることがあります。
このように起訴の前の仕分けは、アメリカなどでは行われていません。
この違いが有罪率の違いになっているわけですね。
どちらがいい、悪いというのはないですが、検察が有罪の可能性を検証・選定した上で起訴する場合だと、裁判官が無意識に有罪判定を出してしまうこともあるかもしれません。
そして、刑事事件を専門に扱う弁護士の数も極端に少ないため、丁寧に検証することが極めて困難なのだそうです。
だから、本人がいくら「無罪」を主張しても、物的証拠や動機などがそろっていれば、有罪になる可能性は大きいですよね。
そこで、このドラマは、たとえ「99.9%」の有罪が確定している事件でも、残り「0.1%」が確定していないなら、それは本当の意味での”事実”ではないとし、最後の「0.1%」まで事実を追い求めていく弁護士の姿を描いた物語になっています。
「0.1%」にこだわる深山大翔。その理由は?
松本潤さんが演じる深山に言葉に
「肝心なのは調書より事実。99.9%有罪が確定していても、0.1%に事実が隠されているかもしれない」
というのがありました。
この言葉どおり、深山は残りの「0.1%」にとことんこだわるのです。
しかも本当にしつこく。
最初はそんな深山を遠巻きに見ていた班目法律事務所の仲間たちですが、そんな深山にだんだんと感化され、周囲も0.1%にこだわっていきます。
深山が「0.1%」にこだわるのは自分の辛い過去があったからでした。
実は、深山の父親は殺人事件の犯人だったのです。
それは26年前のこと。
雨の中、深山の父はある女性を駅から自宅まで送りました。
するとその女性が翌日遺体で見つかり、最後に接触した深山の父が逮捕され、実刑判決となったのです。
すぐに控訴手続きが取られましたが、心労がたたった深山の父は無罪を訴えながら亡くなってしまったのです。
深山の父は、状況証拠と違法すれすれの取り調べてで有罪に導かれました。
深山はこの事件に「0.1%」の事実が隠れていると思っているようです。
シーズン1ではこのあたりの事実が明らかになりませんでしたが、シーズン2ではこのあたりにも触れられるようですね。
ずっともやもやしていたので、シーズン2ではすっきり出来そうです!
まとめ
ドラマのタイトルにある「99.9」の数字の意味を紹介しました。
シーズン2のドラマも「99.9%」の有罪率の裏にある「0.1%」の真実にとことんこだわった内容となっているようですね。
新しいキャストも加わりどんな展開になっていくのか楽しみです。
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