海堂尊のシリーズの時系列とおすすめの読む順番は最新ではない?
「チーム・バチスタの栄光」など、海堂尊さんの医療ミステリーシリーズはとても人気がありますよね。
バチスタに続き、今回「ブラックペアン」もドラマ化が決まり、今後も注目されていきそうです。
そんな医療ミステリーシリーズですが、実は約30作品もあるんです!
全て架空都市「桜宮」で起こった出来事として関連した作品なのですが、初めて手に取る人はどこから手をつけてよいのか悩んでしまいますよね。
実は私もそうでした。
好きなところから読めばいいじゃん!と言われるとそうなのですが、せっかくですからね。
そこで、今回はこの医療ミステリーシリーズの舞台の時系列とお勧めの読む順番を紹介しますね!
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チームバチスタの栄光など医療ミステリーシリーズの時系列は?
発売順が時系列順だったらすごく分かりやすいのですが、実はそうではないんです!
一番最初に書かれたのは「チーム・バチスタの栄光」なのですが、後に書かれた「ブラックペアン」の方がチーム・バチスタの栄光よりも過去の話なんです。
「チーム・バチスタの栄光」に登場した人物の若かりし頃の物語なので。
私も海堂尊さんの医療ミステリーシリーズを沢山読みましたが、その度にごちゃごちゃになっちゃっているので、作品を時系列を整理してみますね。
※対象は長編小説で、時系列については、小説の中に明確に記述があるもの以外は登場人物の年齢などから推測したものなので、大体です。
- 「ブラック・ペアン1988」
(1988年) - 「ひかりの剣」
(1988~1990年) - 「ブレイズメス1990」
(1990年) - 「スリジエセンター1991」
(1991年~1992年) - 「ジェネラル・ルージュの伝説」
(1991年) - 「チーム・バチスタの栄光」
(2006年) - 「ナイチンゲールの沈黙」
(2006年) - 「ジェネラル・ルージュの凱旋」
(2006年) - 「螺鈿迷宮」
(2007年) - 「イノセント・ゲリラの祝祭」
(2007年) - 「極北クレイマー」
(2007年~2008年) - 「輝天炎上」
(2008年~2009年) - 「ジーン・ワルツ」
(2009年) - 「マドンナ・ヴェルデ」
(2009年) - 「ナニワ・モンスター」
(2009年) - 「極北ラプソディ」
(2009年) - 「アリアドネの弾丸」
(2009年) - 「スカラムーシュ・ムーン」
(2009年) - 「ケルベロスの肖像」
(2009年) - 「カレイドスコープの箱庭」
(2009年) - 「モルフェウスの領域」
(2012年~2015年) - 「夢見る黄金地球儀」
(2013年~2015年) - 「アクアマリンの神殿」
(2018年2019年) - 「医学のたまご」
(2022年)
大体このような順番になっています。
この他に、「玉村警部補の災難」も桜宮を舞台に描かれていますが、短編小説ということでここには載せていません。
医療ミステリーシリーズのおすすめの読む順番は?
では、どんな順番で読んでいけばいいのでしょうか。
私が思うお勧めの順番を紹介しますね!
といっても・・・
基本は、発売順でいいと思います。
え~!!!って感じですよね。
ちょっと解説をしながらお伝えしますね。
まず、発売順と主要人物は
- 「チーム・バチスタの栄光」
(2006年1月)
田口公平/白鳥圭輔 - 「ナイチンゲールの沈黙」
(2006年10月)
浜田小夜/水落冴子 - 「螺鈿迷宮」
(2006年11月)
天馬大吉/白鳥圭輔/姫宮香織 - 「ジェネラル・ルージュの凱旋」
(2007年4月)
速水晃一 - 「ブラックペアン1988」
(2007年9月)
世良雅志/高階権太/渡海征司郎 - 「夢見る黄金地球儀」
(2007年10月)
平沼平介/久光穣治 - 「医学のたまご」
(2008年1月)
曾根崎薫 - 「ジーン・ワルツ」
(2008年3月)
曾根崎理恵/清川吾郎 - 「ひかりの剣」
(2008年8月)
速水晃一/清川吾郎 - 「イノセント・ゲリラの祝祭」
(2008年11月)
田口公平/白鳥圭輔/彦根新吾 - 「ジェネラル・ルージュの伝説」
(2009年2月)
速水晃一 - 「極北クレイマー」
(2009年4月)
今中良夫 - 「マドンナ・ヴェルデ」
(2010年3月)
山咲みどり/曾根崎理恵 - 「ブレイズメス1990」
(2010年7月)
世良雅志/天城雪彦 - 「アリアドネの弾丸」
(2010年9月)
田口公平/白鳥圭輔/高階権太 - 「モルフェウスの領域」
(2010年12月)
日比野涼子/曾根崎伸一郎/佐々木アツシ - 「ナニワ・モンスター」
(2011年4月)
村雨弘毅/彦根新吾 - 「極北ラプソディ」
(2011年12月)
今中良夫/世良雅志/速水晃一 - 「ケルベロスの肖像」
(2017年7月)
田口公平/高階権太 - 「スリジエセンター1991」
(2012年10月)
世良雅志/天城雪彦 - 「輝天炎上」
(2013年1月)
天馬大吉 - 「カレイドスコープの箱庭」
(2014年4月)
田口公平/白鳥圭輔 - 「アクアマリンの神殿」
(2014年6月)
佐々木アツシ - 「スカラムーシュ・ムーン」
(2015年7月)
名波まどか/彦根新吾
となっています。
取っ掛かりはやはり「チーム・バチスタの栄光」がお勧めです。
特に「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「ジェネラル・ルージュの伝説」の原点はコレなので、「チーム・バチスタの栄光」を読まなければ始まりません!
そして、「ナイチンゲールの沈黙」があっての「ジェネラル・ルージュの凱旋」なので、ここの順番は絶対です!
「医療のたまご」と「ジーンワルツ」は、海堂尊さん自身はこの順番をお勧めされていますが、読者的には、時間の流れで逆の方が楽しめるという声もあります。
「ジーン・ワルツ」と「マドンナ・ヴェルデ」は、同時間軸で別視点の話になっています。
なので、ここは続けて読んでもいいかも。
「ブラックペアン1988」「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」は、「バブル三部作」と言われています。
ブラックペアンだけでも完結していますが、ブレイズメスやスリジエセンターもあわせて読むと、より物語の闇の深さ、煌びやかが分かると海堂尊さんは語られています。
なので、この順番は必須ですね。
また「ひかりの剣」は「ブラックペアン」の真裏の物語なので、「ブラックペアン」の後に読むのがお勧め。
「極北ラプソディ」は「極北クレーマー」の第2段なので、ここの順番も必須です。
先にお伝えした「玉村警部補の災難」は「アリアドネの弾丸」で人気者になった玉村警部補と加納警部補の話なので、もし「玉村警部補の災難」読む場合は、先に「アリアドネの弾丸」を読むのがお勧めです。
「輝天炎上」は「螺鈿迷宮」の続編なので、先に「螺鈿迷宮」を読むのがお勧めです。
大体こんな感じでしょうか。
とりあえずは、「チーム・バチスタの栄光」からですね!
私もここでドハマリしてしまいましたので、ぜひ海堂尊さんの医療ミステリーを堪能してくださいね。
まとめ
海堂尊さんの医療ミステリーシリーズの時系列とおすすめの読む順番を紹介しました。
個人的には、速水先生が主役となった「ジェネラル・ルージュの伝説」が好きなのですが、皆さんはどれが好きですか?
良かったらコメントくださいね。