ブラックペアンの原作とドラマの違いに違和感?ファンの評判は?

 
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海堂尊さんの人気小説「ブラックペアン」が二宮和也さん主演でドラマ化されますね。

同じく人気小説の「チーム・バチスタの栄光」がドラマ化されてから、いつかはドラマ化されるんじゃないかと思っていましたが、このタイミングでやってきましたね!

 

原作があるということは、やはり気になるのは原作との違い!

久しぶりに「ブラックペアン」を読み返してみたので、気にある違いを挙げてみたいと思います!

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原作小説について


ブラックペアンの脚本家は丑尾健太郎!評価や過去作品は何?

まず、原作小説ですが、2007年に講談社から発売された「ブラックペアン1988」です。

「ブレイズメス1990」と「スリジエセンター1991」をあわせて「バブル三部作」と呼ばれています。

他にも、これらの小説のカバーが黒くことから「黒本三部作」と呼ぶ読者もいるようですよ。

 

「ブラックペアン」だけでも完結していますが、「ブレイズメス1990」と「スリジエセンター1991」も読むと、物語の闇がは一層深く、そして光やより煌びやかになると海堂尊さんが言われていました。

この3部作の共通のテーマは「外科医の本質」であり「医療とカネ」なんだそうです。

それを意識して読んだり、ドラマを観たりすると、また違った視点で何かが見えてきそうですね。

主人公が違う?!

二宮和也さんがブラックペアンの主人公と聞いて、「世良かな。でも世良だと年代が合わないから、高階かな?」と思ったのですが、まさかの「渡海」でびっくりしました!

 

原作では、研修医・世良雅志の視点で描かれていて、そこで、高階、渡海という型破りで個性的な医師と関わりながら成長をしていくという物語なんです。

それが、

外科医としてのプライドを守ろうとする渡海が嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かい、新技術導入を巡る様々な不正や隠された過去を暴いていく、痛快な医療エンターテインメントドラマだ。

(引用元:http://www.tbs.co.jp/blackpean_tbs/intro/)

となっていて、「ドクターX」を思い出してしまいましたが、原作の渡海はこんなヒーロみたいな感じではありません!

病院内で大音量でロックを聞いたり、製薬会社をいいように扱ったり、患者の気持ちに寄り添うということは特になく、自分の思うがままに行動するという性格的には難ありの人物です。

あっ、でも手術に対する想いとその腕は一流です。

だから、魅力的な人物に見えちゃうんですけどね。

 

二宮和也さんが主人公としての渡海をどんな風に演じるのか楽しみなのですが、でも二宮和也さんはなんだか分かられているようですね。

テレビ雑誌のインタビューでこのように話されていましたよ。

見てくださる方が、誰を通してこのドラマを見ると一番気持ちがいいんだろうって考えたら、それは竹内くん演じる世良雅志じゃないかな。

主役は俺だけど、世良から見た渡海を、竹内くんが作ってくれると思う。

(中略)

自分がこう動いたからこう展開していくということではなくて…イメージとしてはパーツになるっていう感じで。

(引用元:TVガイド)

ですって。

渡海が主人公というのは私の中では斬新なのですが、そうした意味というのが見えたらまた面白いなって思います。

 

「スナイプ」の用途が違う

ブラックペアンは「東城大学医学部付属病院の佐伯外科」を舞台にしているのですが、原作では佐伯先生は腹部外科が専門、ドラマでは心臓外科が専門になっています。

そして、困難な手術を可能にする医療機器「スナイプ」も、原作では「食道自動吻合器」として登場しますが、ドラマでは「心臓」を対象としたものになっています。

 

原作もドラマもこのスナイプをめぐって、「医者の技術」と「医者の技術を必要としない新技術」の対立?が描かれると思うのですが、なぜ用途が変わったのかは謎ですね・・・。

もしかして、「食道自動吻合器」って分かりづらいから???

なんてそんな理由だったらイヤですね・・・。

 

渡海の母が登場

原作では登場しなかった渡海の母が登場します。

演じるのは倍賞美津子さん。

二宮和也さんとは映画「大奥」でも母子を演じていて、共演は今回で2回目だそうですよ。

 

渡海の母は、亡き夫と同じ病院で夫の同窓生・佐伯と一緒に働く息子を誇りに思っているという設定。

あっ、お父さんは既に亡くなっているんですね。

ここは原作と同じです。

 

原作では渡海の父が重要な役割を担っていたんですね。

過去に渡海の父は佐伯のせいで県外の病院に飛ばされていたのです。

それも理由があってのことなのですが、今の渡海はそのことを知る由もありません。

けれど、そのことがないと、ドラマは原作とかなり違ってきてしまうと思うので、渡海と渡海の父の過去、そこに母親がどんな風に絡んでくるのかは注目すべきところですね。

 

島津が女性

世良が教育指導することになった医学部2年生ですが、原作では男性なんです。

ですが、ドラマでは「島津塔子」となり、岡崎紗絵さんが演じます。

 

島津は非常に優秀で、病棟研修での後のレポートでも、びっしりと自分の見解を理路整然と述べるような人物でした。

原作からの印象は、ちょっと気難しくて神経質なところがあるのかなという感じ。

この原作では登場が少ないですが、ドラマではどんなアレンジがされるのか楽しみです。

 

新キャラが続々?!

まず、帝華大学外科教授の西崎。

原作ではほんのちょっとしか登場しませんでしたが、ドラマでは市川猿之助さんが演じられることになっています。

ということは、西崎教授にもスポットが当たりそうですね。

帝華大学と東城大学の大学病院をめぐる野望や闇がより濃厚に描かれていきそうです。

 

そして、アヤパンこと加藤綾子さんが連ドラ初出演されます。

治験コーディネーター・木下香織という役で登場ですが、これも原作にないキャラクターです。

個人的には何故に加藤綾子??という気持ちもあります(笑)。

そもそも必要なのかという若干ネガティブな感じなのですが、アヤパンがどんな演技をするのかは気になるところです。

 

佐伯教授が倒れる

びっくりしました。

佐伯教授が突然倒れてしまいましたね。

心臓を患っている様子ですが、原作では佐伯教授が倒れたりしません。

ましてや原作では病気という兆候もありません・・・。

ペアンが写っているあのレントゲンは実は佐伯教授のもの?!と思わせたいのでしょうか??

 

以上、原作とドラマの違いを紹介しました。

他にも判明したらまた追記していきますね。

 

原作ファンからの声

原作があるドラマは、それだけで注目度が増しますが、だからこそ色々と意見を言われたりしますよね。

ドラマの発表を受けて、原作ファンがどんな風に思っているのか、その声を紹介しますね!

などなど、もちろん「楽しみー!」という声も沢山あったのですが、登場人物に違和感を感じる人が多かったです。

ですが、これは原作ありドラマの「あるある」ですよね。

余程のことがなければ観ていくうちに馴染んでいくんじゃないかな。

今の時点では私も二宮和也さんは渡海じゃなくて高階の方があってるんじゃないかと思っていますし、ね(笑)。

 

どちらにせよ注目度の高いドラマであることには間違いありません!

 

まとめ

ブラックペアンの原作とドラマの違いを紹介しました。

一番大きなところは誰の視点で描かれるかってことだと思います。

ダークヒーロ役というこれまでに見たことのない新しい二宮和也さんの演技も楽しみですね。

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