ブラックペアンの原作のラストシーンをネタバレ!ドラマとは結末に違いがある?

 
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ドラマでも医療用具の「ブラックペアン」や意味深な「レントゲン写真」が登場し、これは何を意味するのか気になっている人が大勢いるようですね!

「ブラックペアン」や「レントゲン写真」はこの物語の結末に大きな関わりを持っています!

気になるラストシーンのネタバレを紹介したいと思います。

本気のネタバレなので、結末を知りたくない人は要注意ですよ!

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「ブラックペアン」原作ラストシーンのネタバレ

ブラックペアンの二宮和也は背が低い?小さいから渡海役が似合わない?

佐伯教授と渡海の父の因縁

17年前、渡海の父・一郎は東城大学で内科医として勤めていました。

佐伯(当時は助教授)が海外の国際学会で発表するため、大学病院を留守にする間、科の違う一郎に留守中のフォローを頼むくらい、2人の信頼関係は厚かったのですが・・・。

国際学会に出席するため佐伯の留守中、申し送られていなかった患者が腹痛を訴え、緊急で外来を受診しました。

一郎が念のためにX線を撮影すると、患者の腹部には置き忘れられたペアンがくっきり写っていたのです。

この患者は、過去に佐伯が開腹手術をしている患者でした。

一郎はすぐに再手術をしなければならないと考えましたが、佐伯は海外の学会へ参加しており、仕方なく佐伯の上司である大林教授に直訴したのです。

ですが・・・・教授は患者の腹部にペアンを置き忘れているという事実を知りながらも隠蔽していたのです。

その事実を知った一郎は、大林教授を説得し続け何とか佐伯に連絡を取るところまでこぎつけました。

佐伯に電報を打つと、佐伯からは「イイヌマシノペンンテキシュツスベカラズ」(飯沼氏のペアン摘出すべからず)という返事が帰ってきたのです。

それを知った大林教授は一郎の上司である宇野教授に直談判で文句を言うと、自己保身のためか一郎はあっという間に県外の関連病院に飛ばされてしまいました

一郎はすでに他界していますが、これが佐伯と渡海の確執であり、この物語はここからスタートしているのです。

渡海の復讐

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病院長選を控えた佐伯教授は極北市で開かれる3日間の国際シンポジウムに出かけることになりました。

その間、留守を任されたのは高階。

学会に合わせ入院患者のコントロールをしていたため、病棟は穏やかでしたが・・・。

そんなところに、渡海がある患者を連れてきたのです。

急に腹部が痛みだしたというその患者は、20年前に佐伯教授がオペをし腹部にペアンを置き忘れていた患者・飯沼でした。

留守中を任されている高階は、全ての事情を知って驚きますが、その飯沼のオペをすることを決めます。

実はこのことは渡海が仕組んだことでした。

定期的に腹痛を起こしていた飯沼は、佐伯教授の同窓が院長を務める桜宮病院で術後のフォローが行われいました。

偶然それを知った渡海は、飯沼と個人的にコンタクトを取ることに成功し、取ったレントゲンを見せ、ペアンが取り残されている事実を伝えたのです。

それを知った飯沼は佐伯教授に対する信頼をなくし、全てを渡海に任せることにしました。

渡海の目的は、20年前の佐伯教授の医療ミスを暴くことだったのです!

飯沼の手術を決定事項として佐伯教授に伝えることになった世良。

すると佐伯教授からは、

「誰がそんなばかなことをした。だいたい、どうして飯沼さんが東城大学を受診している?高階は何をしている。高階を出せ」

と。

それを聞いていた渡海が代わりにでると、佐伯教授は渡海の差金だということに気づくのです。

そんな渡海に向かて、

ペアンを取り出すのはやめろ。とんでもないことになるぞ。

というのですが、渡海はそれを聞かず、高階と共に手術に踏み切りました。

手術開始から一時間半が経過しましたが、ひどい癒着のためなかなかペアンにたどり着けません。

4時間かけてやっとペアンの取っ手らしきものが見えてきました。

手術開始から5時間経過し、やっと後一押しというところまできたのかと思いきや、そこからも苦戦が強いられ、7時間後、やっとそのペアンを視野に収めることが出来たのです。

いよいよペアンを・・・という時に、高階がふとした疑問を口にします。

このペアンは本当に、単なる見落としで体内に忘れられたのでしょうか?

と。

「バカな。見落としさ。腹部にわざわざペアンを残すなんて、あり得ないだろ。」

と言い放つ渡海にほだされて、ペアンを取り除こうとした時!!!

「やめろ」

と野太い声が響き渡り、佐伯教授が現れたのです!!!

なんと佐伯教授は、大事な国際学会をすっぽかして救急センターのドクターヘリで駆けつけたのでした!

スゴイ・・・。

佐伯教授が現れ、止めたにもかかわらず、渡海は暗い目で笑い、

役者は揃った。親父から引き継いだやり残し、俺がやり遂げさせていただこう。

と、むしろその場を楽しむかのように、ペアンを取り出そうとします。

「やめるんだ、渡海」

という佐伯教授の声を無視して・・・。

そして渡海の手によってペアンが取り出されました。

「取れた・・・」

安堵の空気が流れますが・・・、出血が始まったのです!

佐伯と渡海の父・一郎の不幸な行き違い

小僧どもが、地獄の蓋を開けたな。

佐伯教授の不気味な声が響く前では、静脈からの出血が続きます。

渡海と高階で処理を施しますが、手に負えない状況です。

止血にトライするために佐伯教授と藤原婦長がやってきました!

そして、止血する前に20年前の出来事を語りはじめたのです。

渡海の父・一郎との出来事は不幸な行き違いだったと。

そして、東城大学を代表して、渡海に謝罪をしたいと。

佐伯教授は、飯沼を手術した時、静脈からの出血が止められず、やむを得ずペアンを体内に留置したまま閉腹していたのです。

置き忘れではありませんでした。

外せなかったのです。

そのことを患者や家族に告げるべきでしたが、それをうまく説明する自信もなく、患者や家族には伏せて退院させていました。

きちんとフォローするつもりでそうしたのですが、それが不幸な行き違いを招いてしまいました。

佐伯教授は渡海の父・一郎を信用していました。

だからこそ、佐伯が海外学会中に患者のフォローを頼んでいたのでした。

けれどその時、年に一度の術後検査だけの飯沼が、腹痛で入院してきたのです。

そのことは佐伯教授にとっては想定外の自体でした。

飯沼を診断した一郎は、もちろんレントゲンを撮影します。

そして、腹部にあったペアンを発見してしまうのです。

スペインの片田舎で開催されていた国際学会だったのが、更に不幸を呼びました。

ホテルのフロントで電報を受け取った佐伯教授ですが、片田舎であったため、国際電話をかけようにもなかなか連絡が取れなかったのです。

講演の時間も近づき、仕方なく電報を打った佐伯教授。

とりあえず、緊急手術だけを避けられれば後で説明出来ると思ったことが、こじれてしまったのです。

佐伯教授が帰国してみると、一郎は既に大学病院を追われた後でした・・・。

それから、佐伯教授は「ブラックペアン」を特注し、手術器具の中に入れるようになりました。

だから、佐伯教授の手術にはブラックペアンが用意されていたのですね。

そして、ブラックペアンは自分自身への戒めだと。

このブラックペアンを使う時がきたら、それは自分が外科医を辞める時だと覚悟していると。

佐伯教授は、一郎が病院を去った後も、一郎の行方を探していました。

見つけた時には一郎は既にこの世を去っており、一郎に一人息子がいることを知るのです。

それが渡海征司郎でした。

佐伯教授は、息子である征司郎を引き取り、自分の手で一人前の外科医に育てることが一郎へのせめてもの罪滅ぼしになるのではと考え、自分の教室で引き取っていたのでした。

ですが、そのことが、渡海にとっていい影響を与えなかったのかもしれないと、それが心残りだとも語る佐伯教授。

実は裏では、佐伯教授なりの想いがあったのですね。

そして、

「どけ、小僧」

と言い放ち、ブラックペアンを手にとった佐伯教授は

「さらば、渡海一郎」

と言いながら、ブラックペアンを飯沼の身体に深く沈めていきました。

ほんの一瞬の出来事でした。

これによって、血が止まったのです!

そのまま「閉腹する」という佐伯教授にそれに苦言を示す高階。

けれど佐伯教授は腹をくくっていました。

それにブラックペアンは特注のカーボン製でレントゲンには写らないし、火葬されたら一緒に燃えて後には残らないように出来ていたのです。

まるでこの日を迎えることを予測していたような、特注品ですね。

今回の事態の責任を取って辞任するという佐伯教授に釈然としない渡海。

そして「こっちの方からおさらばだ」といい、渡海は東城大学を去っていったのでした。

いかがでしたでしょうか。

渡海が長年佐伯教授に抱えていた復讐心がガラガラと崩れてしまい、苦しかったと思いますが、病院を去る時の描画では吹っ切れた感じでしたね。

それにしても佐伯教授が医療ミスを隠しておくような人でなくて良かったです!

ドラマとは結末に違いがある?ラスト考察

原作では「腹部外科」、ドラマでは「心臓外科」が対象になっていますが、ラストはおおよそ同じような展開になると思っています。

初回から意味ありげに「ペアン」が映ったレントゲンが伏線として登場しているので、これでラストに「ブラックペアン」が登場しなかったら、えっっってなりますよね?!(笑)。

大筋でラストは変わらないと思っていましたが、第9話で飯沼を手術したのは渡海の父・一郎ということになっていましたね。

しかも、一郎は出世欲が高い傲慢な医者であるとも。

けれど、これを言っていたのは西崎教授。

西崎教授が医局に入ったころの指導医が渡海一郎だったということになっています。

この流れで行くと、一郎は手術を失敗(=ペアンを置き去りにした張本人)したということで病院を追われたという話になりますが、それも、最終回に向けて話を盛り上げるためにそのような流れにしたのでは??と思っています。

西崎教授はそう思っていたけれど、本当はやっぱり原作に近い流れで終わるのではと。

実際はどうなるのでしょうか。

来週が楽しみですね。

まとめ

ドラマでも「ブラックペアン」が登場しているので、結末はこれに近しい形になると思うのですが、どうなるのでしょうか。

今後の行方が楽しみですね!

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