時をかける少女の絵の意味は?千昭が未来から見に来た理由を考察! 

 
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2006年に公開された細田守監督の「時をかける少女」は色んな国の映画祭で評価が高かった作品です。

今までに何度もドラマや映画になった筒井康隆さんの「時をかける少女」が原作になっているので、物語自体は知っている方も多いかもしれません。

しかし今作は小説の内容を映画化したわけではなくて、小説のその後の世界を描いています。

小説の内容から20年後の世界を舞台にアニメは製作されました。

今回はそんな有名な作品のアニメ版「時をかける少女」を調べて見ました。

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時をかける少女の女の人の絵の意味は?

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物語の前半に主人公真琴の叔母さんの魔女おばさんが、絵について話をしています。

ちなみにこの魔女おばさんと言われている芳山和子が、原作小説の主人公です。

その魔女おばさんは東京国立博物館に勤務していて、そこにある「白梅二椿菊図」の絵について語っていました。

彼女はその絵は何百年も前に描かれた絵で、戦争と飢餓の時代を描いていると説明していました。

そしてさらに、そんな世界が終わろうとしていた時になんでこんな絵が描けたんだろうとも言っていました。

この絵を長く見ているとゆるやかな気持ちになるとも言っていました。

そしてこの絵を見るために千昭は未来からやってきたのです。

一体この絵にはどんな意味があるのでしょうか?

真琴は千昭にこの絵にどんな意味があるか聞きますが、答えを聞く前に千昭はいなくなってしまいました。

なので、物語の中ではこの絵の意味については言及されていません。

ヒントは魔女おばさんの言葉しかありません。

よく魔女おばさんの言葉を思い出してみると、戦争と飢餓の時代を描いているというところに大きな意味があるのかもしれません。

きっと千昭のやってきた未来はそんな時代なのかもしれません。

千昭は真琴に川が流れていることと、空がこんなに広いことを初めて知ったと言っていました。

ということは千昭のいる未来にはその情景がないということですよね。

なので、この絵はそんな千昭のいる世界(未来)を意味していたのではと思っています。

千昭が絵を見に来た理由を考察!

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では一体なんのために、千昭はわざわざ未来からこの絵を見にやってきたのでしょうか?

それも魔女おばさんの言葉から考えて見ます。

魔女おばさんは、女性が真ん中に描かれているこの絵を見ると、緩やかな気持ちになると言っています。

そこに千昭がきた答えがあるのでしょう。

戦争や飢餓で世界が終わろうとしている時代に、そんな絵を心が緩くなる絵を描いた人の気持ちを知りたかったのではないでしょうか?

さらにこの絵は過去の作品と言われていますが、実は魔女おばさんの時代に未来からやってきた、深町が持ってきた絵だとも考えられます。

するときっとこの絵は過去の時代の絵ではなく、もしかすると千昭のいる時代に描かれた絵かもしれません。

だから千昭はこの絵を見て、そんな苦しい時代でも優しく緩くなれる絵を見たかったし、どんな絵なのか確かめたかったんだと考えられます。

この絵を見ることで、自分の生きる世界に起こっている現実を受け止めながらも、絶望ではなくて希望を持とうとしていたのかもしれませんね。

まとめ

時をかける少女で千昭の時代はいつでどんなの?正体は何者?

アニメ版「時をかける少女」には考えさせられるシーンがたくさんあります。

なので、何度も見直したりすると、どんどん映画の内容が深まっていくと思います。

自分なりに予想したり、千昭の事を想像しながら作品を見ると、もっと楽しく見ることができますよ。

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