時をかける少女で真琴と千昭は未来で再会するの?最後のセリフの意味など考察!
「時をかける少女」で千昭は未来からやって来た少年でした。
しかし彼は未来からやって来た事を、現代の人に知られてしまうとその人の前から姿を消さなければいけません。
それを分かった上で、千昭は真琴に自分が未来からやって来た事を告げました。
そして千昭は真琴の前から姿を消します。
千昭が消えて落ち込む真琴に対して叔母の芳山和子はアドバイスをします。
そして真琴はもう1度だけ千昭に会うためにタイムリープするのでした。
果たしてその後真琴と千昭はどうなったのでしょうか?
エンディングとその後の2人について考えてみました。
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時をかける少女で千昭の最後のセリフの意味は?
姿を消した千昭を追いかけて、真琴はもう1回だけタイムリープします。
そして千昭に会いに行きます。
そこで千昭を見つけた真琴は未来で千昭自身から秘密を聞いて、全て知っている事を話します。
すると未来に帰る千昭は真琴に「未来で待っている」という言葉を言います。
千昭は未来に戻ると、真琴とは会えなくなります。
それでも千昭が真琴に言った「未来で待っている」というのはどういう意味なのでしょうか?
色んな解釈ができるシーンなのですが、私はきっと絵の事を言っているのではないかと思います。
千昭は未来から「白梅ニ椿菊図」という絵を見るためにやって来ます。
この絵は千昭のいる未来にはありません。
なので、千昭の言った「未来で待っている」という言葉の意味は、「この絵を守って」という事ではないのかなと思いました。
もしこの絵が千昭が戻った未来にあれば、絵を通して千昭は真琴の事を思い出すことができます。
また、真琴も「あの絵を千昭のいる時代に残るようになんとかしてみる」と言っています。
なので、きっと千昭はそう意味を込めて真琴に向かって「未来で待っている」と言ったのではないでしょうか。
真琴は「未来で待っている」と言われたあと、「すぐ行く、走って行く」と答えます。
これはきっと「絵の場所にすぐ行く」という意味だったと思っています。
真琴と千昭は未来で再会するの?
千昭は「未来で待っている」と真琴に言った後に、未来に戻って行きます。
真琴は現代の世界で学校生活に戻りました。
離れ離れになってしまった真琴と千昭ですが、2人は未来で会うことができたのでしょうか?
2人は生きている時代が違うので、実際に再会できたかどうかを考えると多分できなかったと思います。
しかし千昭は言った「未来で待っている」というのはお互いが実際に再会する事ではなかったのです。
「白梅ニ椿菊図」を通して2人は繋がっていて、絵を通して未来で2人は再会できたんだと思います。
もともと千昭のいた時代には「白梅ニ椿菊図」が無かったけど、真琴が絵を守れば未来にも絵が存在することになります。
未来で千昭はこの絵を見る事で、真琴を思い出し繋がっていることになるのです。
なので、2人は実際には再会できないけど、心では再会できたのです。
まとめ
時をかける少女の絵の意味は?千秋が未来から見に来た理由を考察!
「時をかける少女」のラストシーンはとても切ないラストシーンです。
離れ離れになってもう2度と会えなくなってしまいますが、2人は時代を超えて心で繋がっているというラストシーンでした。
切ないけど、2人にとってはこれが幸せな終わり方だったんだと思います。
なので、「時をかける少女」はある意味ハッピーエンドで終わったのです。
会えなくてもお互いがお互いの生きている時代で相手を思いながら、一生懸命生きていくという終わり方でした。