時をかける少女で千昭の時代はいつでどんなの?正体は何者?
筒井康隆の「時をかける少女」を原作とし、その世界から20年後の世界がアニメ版「時をかける少女」です。
アニメ版「時をかける少女」では原作の主人公だった芳山和子の姪紺野真琴が主人公です。
そしてアニメ版で未来からタイムスリップしてくる少年が間宮千昭でした。
アニメ版「時をかける少女」を見ると、千昭は何者なのか?千昭はのいる未来はどんな時代なの?とアニメの中で具体的に描かれていなかった部分の謎が深まります。
そこで千昭の謎について少し考えてみました。
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時をかける少女で千昭の時代はいつでどんなの?
時をかける少女の絵の意味は?千秋が未来から見に来た理由を考察!
千昭が未来からやってきたのは、どうしても見たい絵があったからでした。
千昭は「どれだけ遠くても、どんな場所でも、どれだけ危険でも見たかった。」とこの絵に対する思いを話しています。
それだけ千昭がどうしても見たかった絵は「白梅ニ椿菊図」という絵でした。
千昭はこの絵を結局見ることは出来ませんでしたが、この絵の内容、そしてこの絵の出どころを考えるとなんとなく千昭の事がわかってきます。
この「白梅ニ椿菊図」については芳山和子が説明しています。
大戦争と飢饉の時に描かれた絵で、世界が終わろうとしている時の絵だと話しています。
そして千昭自身も
- 川が地面を流れるのを初めて見た
- 自転車に初めて乗った
- 空が広いことを初めて知った
- 人がたくさんいるところを初めて見た
と言っています。
ということは千昭のいる未来はこれらのことがない未来となります。
ここから考えられることは千昭のいる未来は絵の描かれた世界が終わろうそしている時代で、世界は荒廃しているのかなと思います。
そしてこの絵も実は原作で登場した深町一夫が持ってきたのではないかと言われています。
だから芳山和子もこの絵の描かれた状況を深町から聞いて、知っていたと考えられます。
深町のいた未来は原作では2660年です。
そこから100年前に描かれた絵だとすると2560年。
もしかするとそれが千昭のいる時代なのかもしれません。
時をかける少女の千昭の正体は何者?
では一体千昭は何者なのでしょうか?
1つ確かなことは千昭が言っているので、彼は未来の人だということです。
そして未来から「白梅ニ椿菊図」を見るためにやってきたとうことです。
この絵は世界が終わろうとしているのに、優しい気持ちになれる絵だと言われています。
そしてこの絵の作者はそんな厳しい時代でも、人を優しくできる絵を書いたことになります。
荒廃した時代でも優しく穏やかな気持ちになれる絵を、千昭は見たかったのです。
そしてそれを自分の生まれた時代に戻って、生きる希望としたかったのかもしれません。
でも結局千昭は絵を見れませんでした。
しかし千昭は絵は見れなかったけど、真琴に会えたことで希望を持ったのかも知れません。
だから、真琴に未来からきたという事を告げ、彼女の前から姿を消したのでしょう。
千昭は絵ではない、真琴という希望を見つけて未来に帰って行ったのではないかなと思います。
まとめ
時をかける少女で真琴と千昭は未来で再会するの?最後のセリフの意味など考察!
千昭が一体どんな時代から来て、何をしに来たのかを勝手に想像してみましたが、きっと千昭は真琴と出会った事で変わったと思います。
千昭の時代がどんな時代であろうとも、真琴と過ごした数日間で千昭は何かを得て、それを未来できっと活かして生活していくんだろうなと思います。
千昭の心の中に真琴との時間は大切に残っていると思います。