いぬやしきのラストでお父さんは生きてる?最終回の終わり方をネタバレ
奥浩哉さんによる漫画「いぬやしき」。
アニメ化もされ、2018年4月には映画も公開され、今、まさに話題の作品となっていますね。
そんな「いぬやしき」のラストがまた心揺さぶられるんです!
ひ弱な老人が立ち上がった感動のラスト、気になるあなたにネタバレしちゃいます。
※完全ネタバレなので、知りたくない方は注意してくださいね。
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いぬやしきとは?
最初、「いぬやしき」と聞いて、犬が沢山住んでいる屋敷を舞台にした話なのかなと思ったのですが、全く違いました!
自分の思考が単純すぎで笑っちゃったのですが、「犬屋敷」という初老の男性を中心に、宇宙人の手によって機械化されてしまったその男性と高校生の活躍や苦悩を描く物語です。
どんな内容かというと・・・
58歳の冴えないサラリーマン・犬屋敷一郎は、会社や家庭からも疎外された生活を送る上に、胃がんだと診断され余命3ヶ月を言い渡されてしまします。
(家族からの虐げられ方が本当に切ない!)
家族にも言えず、絶望する犬屋敷は犬の散歩中に、高校生・獅子神皓と共に、小さな宇宙人による事故に巻き込まれてしまいます。
事故を隠蔽したい宇宙人は、生前の記憶や心を持った機械の体を作り蘇らすのです。
犬屋敷は、日常の生活から、自分の体が機械となり死んだことを自覚します。
自分は何者なのだと苦悩する犬屋敷ですが、少年たちからリンチされているホームレスを助けて感謝されたことをきっかけに、人助けに存在意義を見出すようになり、自分の力を他人を助けるために使おうと決心するのです。
一方、犬屋敷と同じく機械の体になってしまった獅子神は、自分の心を許した人にはその力を有効に使う一方で、無関係な人を殺してしまうという、残忍な行為を繰り返していました。
そのことが世間にバレ、追われる身になると、追い詰められた獅子神は敵対する全ての人間を殺そうと動き出すのです!
そのやり方がすごかったんですよ!
犬屋敷も獅子神も機械を操れるのですが、獅子神はTVモニターやスマホを通して、無差別に殺人。
挙げ句には飛行機を操って墜落させるとか。
もうムチャクチャだったんです。
アメリカで起きた無差別テロよりもひどかった!
これを思いついた原作者はある意味スゴイです・・・。
で、やはり想像していた通り、犬屋敷と獅子神の対決になるのですが・・・
激しい攻防の末、(2人が暴れることで、壊れまくって(笑))エネルギー切れとなった獅子神の隙間をついて、犬屋敷が勝利!
ここでめでたしめでたしと終わるのかと思いきや、ラストはこれではありませんでした!
いぬやしきのラストはどうなる?アルマゲドンのような終わり方?!
ラストは、まさかの隕石の登場です!
えー!!って感じでしたが(笑)
突然、トランプ大統領が登場し、以前から危惧されていた巨大隕石が3日後に地球に衝突すると会見を開き、人類の人生がのこりわずかであることを告げるのです。
これって、アレに似てますよね!
そうです、映画「アルマゲドン」です!
「アルマゲドン」と聞くと、あの主題歌が頭をよぎるのは私だけではないハズ?!
実際に漫画の中でも触れられていますが、展開はアルマゲドンに似ています!
で、その事実を知った犬屋敷は、自分の能力で何か出来ないかと考えるのです。
自分に出来ることやろうと隕石に向かって旅立とうとする犬屋敷に気づいた家族は、犬屋敷を止めようとします。
あんなに犬屋敷のことを馬鹿にしていた家族ですが、犬屋敷がこの体を手に入れて、皆のために尽くす姿を見て、犬屋敷のことを認め尊敬するようになっていたのでした。
このシーン、結構感動です!!
家族が止めるのを振り切り、隕石へと向かった犬屋敷は、自分が持てる力を全て使いますが、隕石を破壊することも軌道修正することも出来ません。
そんな時に、なんと獅子神が現れるのです!
そんな予感はしてましたけどね(笑)。
役者が揃いました!
あんなに大量殺戮をしていた獅子神でさえ、自分にとって大切な人間がいると、巨大陰性を破壊出来る方法を提案します。
それは・・・自爆・・・。
獅子神が計算した位置で自爆すれば隕石の軌道が変わるというのです。
ありがちだけどこれスゴく切ない!
犬屋敷は獅子神のその決心に納得し、獅子神のいうとおり、獅子神の起爆装置を押すのでした。
犬屋敷が押したことにちょっとびっくりしましたが・・・(笑)
それも犬屋敷との闘いで手がなくなっていたのでしょうがないですね。
それも演出だったのかな。
獅子神の意志の通り、自爆装置が作動し、隕石は砕け、軌道が変わったかに思えましたが・・・。
その中の1つがどうやらまだ地球に向かっているようです!!
その隕石の軌道を計算すると、やはり地球に向かって進んでいることが分かりました。
やはりこのままでは終わらなかったか・・・。
犬屋敷はその隕石の軌道をどうやったら変えられるのか、計算をするのですが、頭の中のシミュレーターはある1つの方法しか可能性がないというのです。
それは・・・
犬屋敷の自爆・・・。
やはりそう来たかという感じ!
やはりこれが運命なんだと、自分の運命を悟った犬屋敷は、覚悟を決めて静かに自らの起爆装置を押したのでした。
切なかったのですが、あんなに弱々しくいじめられ体質だった犬屋敷の潔さがちょっと清々しくもありました。
残された家族は、犬屋敷の最後を悟り、号泣しますが、それぞれがそれを受け止め、前に向かって歩もうとする姿にまた心が揺さぶられました。
これが「いぬやしき」のラストです。
まさに「アルマゲドン」を思わせるようなラストでしたが、機械化された人間の運命というか宿命を感じました。
漫画「いぬやしき」は全10巻ですが、絵が多いのでサクサク読めちゃいます。
そこに出てくる人間の描画にいい意味でも悪い意味でも心が揺さぶられてしまいますが、最後は「犬屋敷」のファンになっていること間違いなし?!
良かったら読んでみてくださいね。
まとめ
「いぬやしき」のラストについて紹介しました!
いやぁ、最後に隕石が出てくるとは正直思っていなかったですが、でもそれによってある意味このストーリーが終わったって感じがしました。
弱々しい「犬屋敷」に心を寄せ感情が揺さぶられましたが、この漫画面白かったので、映画もかなり期待ですね!